放射線技術課
1.業務内容
放射線技術課は、診療放射線技師7名(男性5名、女性2名)で業務に携わっています。各診療科の医師や看護部など、他のコメディカルと連携しながらチーム医療を行っています。
また、患者さんの画像情報を正確に提供するために、絶えず知識と技術の向上に努め、最新技術と精度の高い装置で安全な検査を行えるよう体制を整えています。
さらに、医療被ばくの低減に努め、安全な放射線管理を行いながら、精度の高いリスクマネージメントを心がけています。X線装置はすべて、デジタル画像で処理してあり、撮影した画像はモニターを通じて診断しています。主な検査内容は次の通りです。
  • X線一般撮影検査(胸腹部や全身の骨撮影など)
  • ポータブル撮影(病棟、手術室、救急処置室など)
  • X線CT検査(全身が検査対象、320列エリアディテクターCT 装置)
  • X線TV検査(上部消化管:胃・膵胆管部など、下部消化管:大腸など)
  • 泌尿器系造影検査(点滴静注性尿路造影、尿道ステント留置術など)
  • IVR(シャントPTA(経皮的血管形成術)、ステント留置術など)
  • 骨密度検査 (骨粗鬆症の診断のため微量なX線を用いたDXA法)

一般撮影検査、ポータブル撮影、X線TV検査ではFPDシステム(Flat Panel Detector System)を採用しています。
X線CT検査では3D医用画像処理ワークステーション(ziostation 2)を用いて、ボリュームデータの解析を行っています。
  • 3D解析
    立体的に画像を表示します。
  • 冠動脈解析
    心臓の筋肉に血液を送る冠動脈の解析を行います。
  • 石灰化スコアリング
    造影剤を使用しないで、冠動脈の石灰化をAgatstonスコアやVolumeスコアで評価します。
  • CT肺野・気管支測定による解析
    造影剤を使用しないで、肺と肺気腫の面積・体積を計測して定量的なCOPD解析を行います。
  • 腎臓容積測定
    造影剤を使用しないで、腎臓の容積を測定します
2.各種認定取得
   
 医用画像情報精度管理士 放射線被ばく相談員 アドバンス診療放射線技師
  • 第一種放射線取扱主任者
  • X線CT認定技師
  • 肺がんCT検診認定技師
  • 放射線管理士
  • 放射線機器管理士
  • 医用画像情報精度管理士
  • 放射線被ばく相談員
  • アドバンス診療放射線技師
3.新人教育プログラム
教育担当者をメインとして放射線技術課全員でサポートし、1年かけて放射線業務全般を行えるように育成をしていきます。