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創傷ケアセンター

皮膚組織の損傷を「創傷(そうしょう)」と呼びます。現在わが国では、食生活の欧米化に伴って、動脈硬化症や糖尿病の患者さんが急増しており、合併症として足の潰瘍や壊死などが増加しています。米国ではすでに20年前からこのような状況にあり、足の慢性創傷に対する治療が確立されています。しかし日本では、十分な治療を行える施設が少ないのが現状です。
当院では、米国の技術を学んだ医師・看護師を中心に創傷の治療に当っています。

創傷ケアセンターでの検査

対象となる病変は、閉塞性動脈硬化症による虚血性足潰瘍・壊死、糖尿病性循環障害による足潰瘍・壊死、下肢静脈うっ滞性潰瘍などです。 透析をされていない患者さんでももちろん受診できますが、寝たきりの患者さんの褥瘡(じょくそう、床ずれ)の場合は、専門の「褥瘡対策チーム」で治療に当っています。

  • SPP(皮膚潅流圧)測定検査
    下肢の血流量を非侵襲的に測定します。SPP値が40mmHgを超えていれば創傷は治癒する可能性がありますが、30mmHg以下の場合は、そのままでは治癒の見込みがないため、血行再建術やPTA (Percutaneous Transluminal Angioplasty 経皮経管的血管形成術)などを行い、血流を改善してSPP値を40mmHg以上にしなければなりません。
  • 下肢動脈造影検査
    動脈造影により、動脈の狭窄や閉塞の状況を調べ、血行再建やPTAの適応を決定します。
  • 下肢静脈造影検査
    静脈うっ滞性潰瘍の場合、静脈瘤の状態や深部静脈弁の逆流を検査します。

創傷ケアセンターの特色

現在の日本では、足の指が黒くなり、感染を伴った場合は、下肢切断を選択するのが一般的です。しかし、当院の創傷ケアセンターでは、極力、下肢切断は避けて、黒くなって再生の見込みがなくなった足指だけの切断にとどめて、できるかぎり足の機能を残すようにつとめています。

下肢の慢性創傷を治療するためには、下肢の血流改善、感染制御、壊死組織の除去、植皮、除圧、薬物治療、栄養管理などが必要であり、血管外科医、内科医、整形外科医、形成外科医、看護師、薬剤師、臨床検査技師、診療放射線技師、栄養士、装具士などがチームを組んで、それぞれの専門性を結集して治療に当っています。

担当医師(常勤)

内野 敬(うちの たかし)/副院長、メディカルディレクター
佐々木 司(ささき つかさ)/診療統括部長、メディカルドクター

専任看護師

浦田 克美(うらた かつみ)/看護師 皮膚・排泄ケア認定看護師、特定看護師
髙橋 知世美(たかはし ちよみ)/看護師